CEOとの貴重な商談に、多くの日本企業が来場。
中小企業基盤整備機構は、JICA及びMJCとの共催により、TKPガーデンシティ品川(東京会場)にて「ミャンマーCEO商談会&セミナー」を開催いたしました。ミャンマーからは、建設業や製造業を中心とした中規模以上のローカル企業19社が参加し、各社CEOが自ら来日。滞在中、日本企業を視察するなど、日本の高い技術やノウハウの導入に積極的なこともあって、当日東京会場を訪れた81社の日本企業とともに、202件の商談を活発に行っていました。
商談は、ジェグテック掲載企業から優先的にマッチングが組まれ、全席に日本語対応可能な通訳を配置。さらに、初めて海外企業と商談される方にも安心していただけるよう、海外展開に精通した中小機構のコーディネーターがスタンバイ。両国の参加企業の熱気と、それを後押しするサポートによって、新たな事業の誕生を感じさせる商談が次々に繰り広げられていました。また、参加したすべてのミャンマー企業は、商談会終了後にジェグテックへ登録されるため、来場できなかった日本企業の方々もオンラインを通じてつながりを築くことができ、ビジネスマッチングの可能性は商談会後もさらに広がっていきます。
現地の「生きた情報」をセミナーで入手。
ミャンマーは現在、年間7%以上の経済成長率と、1,000ドルを超えるGDP per capita(国民1人当たりのGDP)を誇り、「最後のフロンティア」との呼び声も高い国。そうしたミャンマーの基礎的な経済状況をはじめ、投資環境や中小企業を取り巻く最新情報が得られるとあって、どの回も賑わっていたのがミャンマー人講師による「ミャンマービジネスセミナー」です。例えば、中国との国境貿易を牽引する北シャン州や、同じくタイとの国境貿易No.1のミヤワディ地区から、それぞれ重要なポストの方々を講師としてお招きし、国境都市ならではの事例を交えながら、日本企業のこれからのビジネスチャンスについて幅広く語っていただきました。
また、ミャンマー人とご結婚され現地の経済推移や生活スタイルを何年も肌で感じてきたという、日本人アドバイザー兼ライター 深山沙衣子氏の特別セミナーも開催。ミャンマー人の気質や仕事に対する考え方、ミャンマーでの人脈の広げ方など、ミャンマー進出にすぐにでも活用できる「生きた情報」に、多くの参加者の方々が熱心に耳を傾けていました。
オフラインとオンライン、双方でマッチングをサポート。
「ミャンマーCEO商談会&セミナー」と同会場にて、「SWBS*ミャンマー進出相談会」も開催。ミャンマー進出支援のエキスパート企業及び団体が、ミャンマー進出をお考えの企業の方々に対して無料で情報提供を行いました。会場内には、自由に手に取れる海外展開のノウハウ冊子等も置かれ、ミャンマーの情報収集に活用されている方の姿も。
また、ジェグテックブースも設置され、ミャンマーだけに留まらず全世界への事業展開に対して、ビジネスマッチングの面からアドバイスを実施。中小企業の方はもとより、地元企業の活性化を図る地方銀行の担当者といった、マッチングをサポートする側の方が訪れていたのも印象的でした。ジェグテックは、そういった多様なニーズに応えるべく、リアルな場でのサポートからオンラインでのマッチングまで、さまざまなサービスを駆使し、日本の中小企業と世界とをつないでいきます。
*SWBS:Small & Medium Enterprise World Business Support(中小企業ワールドビジネスサポート)。海外展開に意欲的な中小企業と、海外展開をサポートする企業・団体(SWBS登録企業)との出会いの場を、WEBとリアルで提供する事業。
主な参加企業
「ミャンマーCEO商談会」には全19社のミャンマー企業にご参加いただきました。
各社、日本の高水準の技術・製品を自社事業に活かそうと、
日本企業のプレゼンテーションに強い関心を寄せていました。
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Northern Shan State CCI
北シャン州商工会議所
メンバー企業約1,000社から成る、北シャン州の商工会議所。北シャン州進出のアドバイスや、貿易・建設・農産品に強いメンバー企業のアピール目的で来日。
※「北シャン州商工会議所」のホームページはございません。リンクも無効となっております。
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Home-Ace construction Co.,Ltd
ホームエース
アルミ・ガラスの加工・販売を展開する企業。アルミ材の品質が安定していないため、日本製アルミ材の調達先や加工技術の導入を検討している。