新型コロナウィルスは、社会の経済活動やビジネスの流れを大きく変えてしまいました。しかし、こうした変化は、新たなビジネスのチャンスでもあります。ウィズコロナ、アフターコロナ時代に対応するためのサービスを展開する会員企業を紹介します。
社員を現場に行かせずに調査や点検が済ませられないかなぁ
遠隔モニタリングサービスやリモートメンテナンスの技術を持つ会員企業がありますよ
新型コロナウィルスからお客様と従業員を守りたいけど何かできないかなぁ
非接触、非対面などの感染症対策を実現する技術を持つ会員企業がありますよ
遠隔で現場のサポートをしたい、無人での点検作業を実現したい、などといったニーズに応える中小企業を紹介します。
スピーカー搭載のネックバンド&ヘッドマウンド型スマートグラス「InfoLinker3」と、作業ナビゲーションや遠隔サポートを一体化したソフトウエア「LinkerWorks」を組み合わせたソリューションを開発しています。
製造現場や建設現場など、ものづくりの現場やメンテナンスの現場での作業者に離れた場所からの遠隔サポートを可能にします。
スピーカーをネック型にすることで、周りの声を遮ることなく両手で作業しながら指示を聞くことができ、ヘッドマウントは視線を動かすだけで情報を見ることができます。カメラは目に近い位置にあるため、見たままの画像を送信、的確な遠隔指示につながります。
最大4つの医療映像から、フットペダルで任意の映像を選択し、リアルタイムに無線配信。
顔の横に付けるスマートグラスの「picoLinker」と組み合わせることにより、術中に必要な情報を目元に集約し、目線移動によるムダを省くことで手術時間を短縮します。患者様の負担を軽減させることに貢献する無線LAN搭載の映像配信機器です。
「MetaMoJi Share」は、リアルタイム伝搬技術「Share(シェア)機能」により、タブレット利用時に参加者全員による双方向でリアルタイムなコミュニケーションを実現します。
一般的な社内会議だけでなく、設計書や図面のデザインレビュー、テレワーカーとの打ち合わせが可能です。iPad、Windowsが混在する環境や台数が多い多部署間での利用など、大手企業での運用にも対応しており、在宅勤務/テレワークのパフォーマンスを最大化します。スムーズな意思疎通で相互理解が深まり、思い違いから引き起こされるトラブルや作業の手戻りも回避できるので、生産性の向上につながります。
Excelの営業資料や図面のような詳細稠密な文書も手元のタブレット端末で細かな内容まで把握できます。複数人で双方向の書き込みができるので、会議への参加意識が高まり、普段発言しない人でもアイディアを発言しやすくなる傾向があります。誰がいつどのような書き込みしたかの記録が残り、後から簡単に参照できるため、トレーサビリティが向上し機密文書の管理も安心です。録音機能も標準搭載しており、会議の内容を全て録音すれば、書き込み内容から自動的にインデックスが作成されます。簡単に録音内容の頭出し再生ができるので、ICレコーダーで音声を探し出すことも必要ありません。「MetaMoJi Share」で新しい時代のテレワークを体験してください。
クラウド型のPBX(内線交換機)「Circle」は、社外にいても会社の番号(外線番号)で通話ができるサービスです。
社内に設置している現在利用中のPBXをクラウド型のPBXに入れ替えると、電話線の配線が不要になり、スマートフォンアプリやPCにインストールしたソフトウェアを通して、外線番号での発信、受信が可能になります。どこにいても、社員同士は内線通話扱いになるので無料で通話ができ、音声通話だけでなく、FAX送受信やWebミーティング、社員間のチャット、留守録、音声ガイダンス、ファイル共有などの多くの機能が利用できるようになります。API連携によりCRMシステムやホテルで利用されるPMSとの連携も可能です。本サービスは経済産業省が推進する「IT導入補助金2020」対象ツールにも認定されました。また、「IT導入支援事業者」として申請書類の作成サポートも行っておリます。
プラットフォームにカナダのMitelサービスを利用しており、GDPR(EU一般データ保護規則)にも対応したセキュリティの高いサービスとなっています。
急なテレワークで個人携帯を利用して仕事をしている企業も多いですが、取引先の顧客情報が個人携帯に残ってしまう懸念があります。情報セキュリティ面からも早急に対応が必要です。PBXのクラウド化により安心、安全なテレワーク環境を整備しましょう。
360度VR(バーチャルリアリティ)動画を制作しており、新型コロナウイルスの流行で大きな展示会や個展の開催が難しい中、3D画像とVRでの展示会システムが好評をいただいております。
VR動画による展示会はパソコンやスマートフォンを使ってどこでも誰でも簡単に見ることができます。
360度VR画像と説明動画を組み合わせ、個々の製品について知りたいものをクリックすると詳細説明動画が始まるような仕組みになっているので、実際に展示会のブースを歩き回り、説明を受けているのと同じ感覚を体験できます。
遠方のお客様にも日程・時間の成約なく自由に見ていただくことができるので、日時が決まった展示会よりも訪問者を増やすことができます。いつ、何人のお客様がどのくらいの時間滞在され、どの製品が多くクリックされたかなど詳細にデータ化されるので、効果検証が容易にできるメリットもあります。秋の展示会シーズン、バーチャル展示会の製作依頼が多くなっておりますのでお早めにご連絡ください。
「遠隔地リアルタイム技術支援ソフト(EduNet)」は、本社工場の熟練技術者が遠隔地にいる作業者目線の動画像を見ながら、作業者の側についていて訓練しているような感覚で機械操作などの技術指導,トラブル対応といった支援ができます。
PC画面を共有し、実データ図面の拡大/縮小、コメント/手書きの記入などによる正確な意思疎通が可能です。
また、複数の工場に対して同時画像配信による研修にも利用できます。
「フルHD映像転送・遠隔制御システム」では、フルHD映像を遅延なく転送(6Mbpsの回線対応)しながら遠隔操作もできる技術を生かし、遠隔地のクリーンルーム内の製造装置管理、多拠点の手術遠隔支援、リアルタイム研修遠隔医療などに活用されています。
技能伝承ソフトは、複数のカメラでの同時に撮影するので、熟練者の貴重な動きを撮り逃すことがありません。匠の技術を見て盗むでのはなく、反復して見る・学べる・習得する確かな映像教材の作成が可能です。動画編集も直観的な操作性を実現。分析機能では、熟練者(標準)の映像と未熟者の映像比較や各作業評価のグラフ表示などに対応。映像分析・工程分割した内容を自動で作業手順書・作業判定書として作成できるため、従来品の最大1/7の時間で技能伝承用動画マニュアルが作成できます。
建物内で飛行が可能な産業用小型ドローンと画像解析技術を組み合わせ、足場が必要な煙突やプラント内の「設備点検」、目視代わりの「画像解析」、ビル巡回などの「自動パトロール」に利用されています。
新型コロナウイルス流行で、集団で作業ができない場所での対応に問い合わせが増えており、故障時の代替えも可能なレンタルでの貸し出しを行っています。
小型ドローンには狭小空間を安定して飛行させる技術や非GPS環境下を自律飛行させる技術を導入しており、ドローンが撮影した動画を3D化する技術により、屋内空間を正確にとらえるだけでなく、目視では見えにくい場所まで確認が可能です。
フレーム等の設計からモーターやプロペラ、バッテリーにわたりハード面を自社で開発、制御面でも、ドローンの頭脳にあたるフライトコントローラーを自社で開発しており、純国産ドローンと呼ぶことができます。
穀物や砂糖など体積の大きいものの在庫管理に、画像から体積を計算、帳簿在庫と照合した実績があります。現在、ドローンに軽量な「RFID」リーダーを取り付けて、巡回飛行により、RFIDタグが付いた商品の在庫数を把握するという開発が進んでおり、人手不足の救世主として期待を集めています。
災害対応ロボットに、当社独自の遠隔操作と制御技術を融合して屋内/屋外作業用のクローラロボットを開発しました。人に代わり、立入困難な場所や安全確保が難しい場所へ赴き、現場を可視化することで問題解決に貢献しています。
ロボット操作にゲームコントローラーを利用しているので、短期間で遠隔操作の方法が取得できます。ロボット本体は25㎏と軽量なため、普通自動車での運搬や宅急便での梱包配送ができるなど、携帯性にも優れています。
ロボット本体は20㎝の段差、傾斜35度の傾斜面、水深20㎝までの浸水路の走行も可能。DC24V LiFeバッテリー2本で1.5時間連続稼働ができます。現場の状況が鮮明に見えるフルHD21倍ズームカメラを搭載し、暗視モードとの切替など、遠隔でありながら精度の高い監視作業を実現する機能が充実しています。
気候変動による大きな災害が相次ぐ中、早めの点検修理が重要になっており、人が立ち入るのが難しい場所での作業に活躍の場が増えています。
新型コロナウィルスの感染症対策として有用な製品、サービスを展開する中小企業を紹介いたします。
液晶ディスプレイなど任意のものをただ背面に置くだけで、その映像を何もない空中に映し出す光学素子「パリティミラー」を開発。センサーと組み合わせることで、空中に表示させた映像に指でさわって操作できる「空中スイッチ」や「空中タッチディスプレイ」も開発しています。これらによりコロナの感染対策としての非接触ユーザーインターフェースが構築可能です。
非接触による機器操作には大きな期待が集まっており、2020年7月に300㎜×300㎜という、今までの4倍面積のバリティミラーの発売を開始。公共施設での大型の非接触タッチパネルとしての利用など、用途が広がっています
パリティミラーとセンサーを組み合わせて開発した、非接触空中スイッチモジュール「AirSwich」を発表。モジュールを並べることで簡単にスイッチアレイが構成できます。空中に浮かんだスイッチの画像に指をかざすとセンサーと連動して機器が反応します。指をかざした時にスイッチのボタンの色を変化させたり、操作音を設定したりすることも可能。実用化に向けて開発中です。
今後、エレベーターのボタン、ドアの開閉、機器の操作などのスイッチとして活用が期待されます。店舗や公共施設、オフィス、工場など多分野に渡っての実用化を目指し各分野の企業との連携を進めています。
非接触型の掌紋認証システム「HANDPASSPORT」を搭載した入退室向けのパッケージを販売しています。ディスプレイが搭載されているので、認証結果を目視で確認でき、履歴も残ります。設置場所の照明環境に左右されることなく認証できるように照明自体も本体に搭載しています。
指紋認証のように直接機材に触れる必要がなく、かざした掌の撮影データと登録しているデータを照合し、個人認証を完全に非接触の状態で衛生的に認証ができます。
2種類の照明を使って、掌の画像を撮影。登録されている画像との差異を計算し、一致度が高ければ認証が確定します。認証に必要な時間はわずか0.1秒。認証機器の前で、渋滞が起こることもありません(特許出願中)。
PCは不要で、名刺ほどの大きさの本体のみで認証が可能なため、設置場所に困りません。
個人データをシステムに登録する時には、認証する時と同様、手をかざすだけで登録可能です。
1台あたり1000人のデータ登録ができ、複数のHANDPASSPORTをネットワーク上で一元管理も可能なため、複数か所へ導入し、場所により認証設定を変更するなど、ビル全体の入退室システムとしても利用可能です。
オフィス、スポーツジムや入浴施設の入退出時の利用、スマートキーへの技術採用、病院やクリーンルームの衛生強化など、非接触型認証を採用していただく場所がどんどん増えています。
※ HANDPASSPORTは匠ソリューションズ株式会社と共同開発です。
※ 照合アルゴリズムは東北大学 青木研究室に技術協力いただいています。
ジェスチャーセンサーは、手の動きを検出するセンサーです。簡単な操作で、触らずに機器を操作できるため、医療、介護、食品工場、厨房など衛生な環境を求められる場所で、手を触れず機器の制御をするために利用されています。
ジェスチャー認識モードでは、上下左右の動き、左右回転、クリックの7つの動きを認識し、赤外線反射の変化でジェスチャーを認識します。カメラが不要で安価に構成ができる利点があり、小型で低消費電力なのも魅力です。
トラッキングモードでは、センサー前を9のエリアに分割し、どのエリアに手があるかを判定します。認識結果を”U” (Up)、”D” (Down)などのASCII文字で出力され、UART、USBキーボード、Bluetooth Low Energyに標準で対応しています。
接続する機器やアプリケーションに合わせてカスタマイズも可能です。組み込みやすい小型モジュールに加え、Bluetooth Low Energy(一体型モジュール)も用意しています。
大規模ビルなどの大量な照明に対し、無線制御で調光する「無線調光制御システム」や建設機材などに発信器(タグ)を取り付けて現在位置を特定する「位置情報タグシステム」など、省力化に貢献する各種IoTシステムも手掛けています。
コロナ禍で、車関係の減産が報じられる中、世の中に役に立てる物を作ろうとフェイスシールドを思いたちました。軽い運動時にも使える、スタイリッシュである、といったコンセプトを決め、まったく新しい発想で設計を進めました。
3Dスキャナー、3Dプリンター、自動車部品製造で使用するCAD(設計)やFEM(強度解析)、強度試験設備もフル活用して、サンプル成型を繰り返し、3週間でプロトタイプが完成。自社ではプラスチック成型のノウハウがないため協力企業に依頼、社内スタッフ、友人間での試用期間を経て、約3か月で量産化、販売を開始しました。
構造上の最大の特長は「耳と鼻を結ぶ線上を通るフレームでシールド面を保持」していること。マスクや眼鏡とも併用可能で、シールド面は外部からの飛沫を防ぎつつ、フレームがシールド本体と併用する眼鏡の曇りを防止、機能的でスタイリッシュな製品に仕上がりました。(特許出願済)。
UVカット性能を持つスモーク色もあり、軽く装着感が良いのでジョギングなど屋外での軽い運動にもご利用いただけます。ギリシャ神話の女神「アテナ」と、空気の「エア」からの造語から「エアティナ」と命名。(意匠出願済)今後も従来の枠にとらわれず「世の中に新しい価値を」提供し続けます。
主に工学関連機器や検査装置などを開発設計しています。昨年、安心安全で衛生管理に有効なpH調整次亜塩素酸水生成器「KHM-I」を自社開発し発売しました。新型コロナウイルスの感染拡大で、現在多くの引き合いをいただいています。(「次亜塩素酸ナトリウム」とは別物です。)
経済産業省の発表によると次亜塩素酸水(有効塩素濃度35ppm以上)のものが新型コロナウイルス抑制に有効とのこと。「KHM-I」で生成するpH調整次亜塩素酸水は、次亜塩素酸ナトリウム溶液+炭酸ナトリウム(ボンベ)+水道水を特殊混合にて生成しpHを中性域にしているため、塩素の刺激臭がなく肌にも環境にも優しい殺菌水です。
有効塩素濃度を60・80・120と設定でき、毎分6ℓの量の次亜塩素酸水ができるため、水道水感覚でかけ流しながら物品や食品の除菌が可能です。
W222×D162×H418(mm)とコンパクトなため、狭い場所でも設置できます。(電源と水道が必要です。)
3D折り曲げプレス技術を駆使し、顔全体にフィットする3D曲面デザインを実現しました。高透過性、防曇加工の国内高機能性フィルムシートとストレッチ・コード(ゴム紐)だけで構成し、超軽量化を図っています。(特許出願済)
低年齢児にもストレスフリーな首掛け式です。6か所の穴に通した紐を締めて装着します。
持ち運びも簡単で、使わないときには、たたんで丸めてコード・ストッパーでまとめると、シューズケースや手提げ袋にも収納可能です。
『新しい日常』を歩み始めている子供達がマスクで笑顔を奪われては絶対にいけない。そんな思いで、低年齢児でもストレスなく首掛け装着できるフェイスシールドができないかと思ったのがきっかけで試行錯誤を繰り返し、大人から低年齢児まで安全にストレスなく装着できるフェイスシールドを開発しました。
あらかじめ登録している人は、マスクしていても本人認証が可能です。通常歩行で検知誤差±0.3度という高精度を実現しており、セキュリティチェックとして活用いただけます。外部のお客様などにはサーモカメラのみの利用もできます。
複数人同時検知可能(約12人同時測定可)で、設定した体温以上でアラートを出し、通知をすることができます。あらかじめ登録している人であれば氏名表示もできるので、監視員の労力を削減できます。またマスク未着用の警告機能もあります。
検知精度を高めるためにサーモカメラの対面に設置が必要不可欠な基準光源(ブラックボディ)を本体内に搭載しているため、煩わしい調整・設置作業は不要です。設置後すぐに高精度な測定が可能となります。
ソフトウェアは、オンラインでアップデートすることで、常に最新バージョンを使うことができ、日本語、英語、中国語の他さまざまな言語にも対応しています。
LANやインターネットを経由し、複数の「DC77」をパソコンで一元管理することも可能で、カメラから離れた場所での監視や、計測履歴のダウンロード、異常検出時のメール通知などができ、サーバ連携機能のAPIも公開しています。
感染症対策、セキュリティ向上、人材不足への対応などに、ぜひ導入をご検討ください。
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