ビジネスマッチングするために何を考えなくてはいけないの?

ビジネスの基本に忠実であることがマッチング成功のカギ

業務を拡大し、売上アップを図るためには、ビジネスマッチングの利用が効果的といえますが、初めてビジネスマッチングを利用する場合、どのような戦略を立てれば良いのか見当がつかないように感じるのではないでしょうか。

ビジネスにおいて大切なことは、相手先の企業と自社がWin-Winの関係となることです。それを実現するには自社の強みを活かし、相手先企業の立場を考えながらビジネスマッチングに臨むことが必要です。

自社の強みや実績を把握しておく

ビジネスマッチングの実現に向けて抑えておきたいことは、あらかじめ自社の強みを理解し、実績を把握しておくことです。

ジェグテックのサービスにおいては、自社の技術や製品、サービスなどについて掲載できる「自社アピール」のページがあります。

「自社アピール」のページを利用する場合、自社の強みやアピールポイントについて記載しますが、大切なことは「いかに相手先企業に伝わる内容であるか」という点です。

相手先の企業にものごとを伝えるためには、自社がそのことについて十分に理解していることが前提となります。理解の内容が深いほど、より具体的な説明が可能となり、相手企業が納得しやすい状況となります。

また、自社の強みや実績を把握していれば、自社の製品づくりに対する「想い」も伝えられます。

相手先企業が取引をしたいと感じるためには、自社の実績の高さも必要ですが、それ以上に製品づくりに対する本気度を感じるかどうかが重要になります。それを実現するためには、自社の強みや実績を把握し、自社の製品やサービスに対して自信を持つことが必要です。

相手先企業の要望に応える

ビジネスマッチングにおいて特に重要なことは「相手先企業の要望に応えること」です。

ジェグテックにおいて発注する側の企業は、どのような技術を求めているのかという「ニーズ」と、求める技術において具体的にどの程度の数値を求めるのかという「スペック」を提示します。

受注する側の企業は、相手先の企業が求める「ニーズ」と「スペック」について条件を満たしていれば、新規取引先として提案することができます。

ビジネスマッチングにおいては技術力の高さも重要ですが、それに加えて「当社のこの技術を活用することによって、御社が抱える問題を効率的に解決できます」というように、相手先企業に寄り添う姿勢を示すことも重要となります。それによって相手先の企業担当者の心をつかむことができ、新規取引の実現につながりやすくなるのです。

ビジネスは「人対人」で動いていることを踏まえれば、相手先企業の要望に応えていくことは、ビジネスマッチングにおける基本中の基本といえます。

プレゼンではわかりやすく伝えることを重視する

相手先の企業から期待されるようになれば、ビジネスマッチングは一歩前進といえますが、ビジネスマッチングにおいて成否がかかっているのが商談におけるプレゼンです。

仮に自社の技術力が非常に高かったとしても、相手先の企業がその技術力を理解する機会がなければ、自社の技術が活用される機会は少なくなってしまいます。自社の技術が社会において活かされるためにも、プレゼンは重要な役割を果たします。

プレゼンにおいて大切な要素としては、数値で示すこと、動画などを用いること、サンプルや実機を用いることなどがあります。

具体的な数値を用いることはプレゼンにおける基本です。ものごとを客観的な視点でみることができるからです。製品のスペックは数値で示されますが、数値で示せば製品のスペックが一目でわかるため、相手先企業としては製品に対する評価が簡単にできるようになります。

また、プレゼンにおいて動画を用いれば、製品の作動状況を実際に確認することができるほか、サンプルや実機を利用すれば、製品の稼働状況を目で見ることができるため、相手先企業にとってはプレゼンの理解度がより一層高まります。

プレゼンでわかりやすく説明しようとする姿勢は、相手先の企業に対して十分に配慮していることにもつながります。相手の立場に立って考える、ということこそ、ビジネスマッチングの実現においては重要なことです。

異業種とのマッチングを視野に入れる

ビジネスマッチングでは「異業種とのマッチング」を視野に入れることも有効です。

取引する業種を増やすことによって売上のアップが見込めるようになります。また、他業種向けに新たなノウハウを蓄積でき、また、他業種と取引することによって新たな考え方を取り入れられるようになります。

企業が成長を続けていくためには、従来の考え方だけに固執するのではなく、新たな考え方を柔軟に取り入れていくことが求められるため、異業種との取引を行うことは効果的といえます。

同じ業種のみと取引をしていれば、取引先を拡大しようとしても頭打ちとなってしまい、売上の拡大は見込みにくくなります。しかし異業種との取引を行い、販路を拡大することでさらなる売上のアップが期待できます。

日頃から技術力を高めるなど、日々の業務で努力を重ね続ける

ビジネスマッチングにおいては、自社の強みを把握したうえで、相手先企業の要望に応えることが重要と説明してきましたが、ビジネスマッチングを実現させるうえで忘れてはならないことは、日々の業務において努力を重ね続け、技術力を高めていくことです。

ビジネスマッチングにおいて相手先の企業に提案することも、商談においてプレゼンをすることも、高いレベルの技術があるからこそといえます。仮に、提案力やプレゼン力が高かったとしても、肝心の自社の技術がさほど高いものでなければ、ビジネスマッチングは成り立たないことでしょう。

このことからも、ビジネスマッチングを実現するための前提としては、高い技術力を持ったうえで提案を行うことに尽きます。

なお、企業によっては、高い技術であったとしても日常的に接している技術であるためにごく当たり前のように感じることがあり「自社の技術にはまだまだ改善の余地がある」というように、自社の技術を低く見積もってしまうケースも見受けられます。

自社にとってはごく当たり前の技術であったとしても、その技術を必要とする企業はあるものです。技術力はさほど高くないように感じていたとしても、日々努力を重ねながら技術の改善に取り組んでいるのであれば、ジェグテックを通じて提案する意味は十分にあるといえます。

まとめ

ビジネスマッチングでは、お互いの企業が取引条件を明確にして、両社がその条件で同意することによってマッチングが成立します。

ビジネスマッチングにおいて大切なことは、自社の強みを把握し、相手の立場でものごとを考えることです。ビジネスの基本に立ち返って行動することが、結果としてマッチングへとつながっていきます。

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