うちの業界でもビジネスマッチングできる?
ビジネスマッチングしている業界と企業事例を紹介!
ジェグテックは登録企業数が多く、ビジネスマッチングに最適!
企業が今まで以上に売上を伸ばすためには、取引先を新たに開拓していく必要がありますが、そこで有効なのが「ビジネスマッチング」の活用です。しかし、ビジネスマッチングを利用したことがない企業は、「ビジネスマッチングは成功するのだろうか?」と不安に感じるのではないでしょうか。
今回は、中小機構が運営するビジネスマッチングサイト「ジェグテック」を活用してビジネスマッチングが成功した業界と、企業の事例について紹介していきます。ビジネスマッチングの活用を検討しているなら、成功事例を参考にしてビジネスマッチングに取り組んでみましょう。
電機の総合エンジニアリング企業が大手企業のFA化を実現
電機の総合エンジニアリング企業であるA社は、工場において生産工程を自動化する「ファクトリー・オートメーション(FA)」の分野において、大手企業とのビジネスマッチングを行いました。
FA化することによって人手不足の解消につなげられるほか、正確かつ迅速な作業の実施が可能となります。
同社は電気制御システムの構築において、各種のFA機器を用いたシステム設計、および開発を行っています。設計部門では産業用ロボットなど、FA機器の設計に明るいスタッフが多く、大型案件にも対応しています。
同社がビジネスマッチングの実現に向けて特に重視したことは、ロボット分野における自社の強みを伝えたこと、そして、大手企業のニーズを聞き出すことです。
自社の強みを伝えることも大切ではありますが、ビジネスにおいて最も重要なのは、相手企業の困りごとを解決することです。商談においては困っていること、求めていることを質問しながら、相手企業の要望に応える姿勢で臨みました。
その後、大手企業が同社の工場を訪問し、再度の商談を経て取引が成立することとなりました。大手企業とのビジネスマッチングを機に、同社には新たな取引の案件が届くようになっています。
精密機器を製造する企業が医療機器製造案件を複数受注
各種アンテナ、半導体検査装置など、精密・電気分野の機器を製造するB社は、主に半導体メーカーや電機メーカーとの取引を行ってきました。
同社は精密機器の分野で培ってきたノウハウを活かして医療機器の製造も展開していますが、医療機器分野における受注の拡大を目指してジェグテックを活用しました。
商談では相手企業のニーズや課題の確認し、それらの要望に対し適切な提案を行っています。
また、同社で対応できない内容であったとしても、同社が有する協力企業のネットワークを活かし、相手企業の要望に応えられるよう努めました。
商談会後に互いの工場を訪問し、取引条件を確認した後に医療機器製造の受注が決まりました。それ以降、同社は医療機器製造の案件を複数受注しています。これまで取引が少なかった医療機器の取引を増やせたことは、ジェグテックの有効な活用事例といえるでしょう。
アミューズメント機器メーカーが大手プラントメーカーとマッチング!
アミューズメント機器やエコ関連機器など、精密機械分野に強みを持つC社はジェグテックを活用して、大手プラントメーカーとのビジネスマッチングを目指しました。プラント分野の企業と商談することは同社にとって初めてのことです。
同社は、大手プラントメーカーとの商談において、要望に応える形でプラント部品の改良や材質提案を行いました。その際には、同社が所有する検査装置や成分分析装置を活用して、試作のサンプルデータの提供も行いました。
同社の技術力が相手企業から高い評価を受け、信頼を得たため取引の成立に至りました。
大手プラントメーカーとのビジネスマッチングで、自社にとっては当たり前の技術や能力であったとしても、他の業種からみた場合、特筆すべき技術や能力であるということに同社は気づきました。
自社が持つ技術や能力は、自社にとってはごく普通のものでしかないと感じることが多いですが、上記の事例は、ジェグテックを活用することによって自社の強みにあらためて気づくことができることを示しています。
機能性フィルムの製造ノウハウを活かし、農業分野にチャレンジ!
D社は、印刷インクや粘着剤、接着剤の開発を行っています。現在主力としているのは、それらの技術やノウハウを活かした機能性フィルムの製造です。
機能性フィルムは、電気的な信号を伝える役割を果たす「弱電」の分野や、家電の分野において広く利用されていますが、ジェグテックを活用で大手化学メーカーとのビジネスマッチングが実現し、新たに「農業分野」に進出することとなります。
同社にとって初となる農業分野への進出は、大手プラントメーカーとの商談、農業現場での実証実験を経て、取引が成立しました。
同社は、農業分野におけるノウハウを蓄積することによって、今後は国内や海外の農業分野への展開を計画しているほか、新分野への進出も検討しています。
空調メーカーがジェグテックを活用 大手企業との商談では実機でプレゼン
空調・換気設備メーカーのE社は省エネルギー設備や分煙装置、PM2.5に対応した空気清浄機などの開発、製造を行っており、国内のみならずアジアでの展開も加速しています。
同社は、新しい分野への展開と新たな取引先の確保を目指してジェグテックを活用しました。商談においては、自社ならではの強み、製品に関する試験データ、導入実績について説明したほか、提案相手が研究者の場合には商談の会場に試験機を持ち込んでプレゼンを行い、相手企業に納得感を高めてもらうことで契約の成立を目指しました。
その後契約が締結され、大手ゼネコンへの設備納入が決まりました。同社はこれを機に社会インフラ分野に積極的に展開し、実績を積み上げることで取引数をさらに増やしていきたい考えです。
ジェグテックは、受注側だけでなく発注側も利用可能
F社は繊維製品の製造、加工、販売のほか、土木工事用シートをはじめとして農業用資材や土木建設資材の製造、販売を行う企業です。
ジェグテックは、受注する側の企業が利用するケースが多いですが、同社は受注する側ではなく発注する側としてジェグテックを活用しました。
同社は、土木・農業分野の資材加工で協力先を探すためにジェグテックを利用しました。同社が希望する内容や取引条件を相手企業に提示したことによって、相手企業からはさまざまな提案を受けることができ、最終的に提携企業を選ぶことができました。
ジェグテックにはさまざまな企業が登録していますが、業務を受注するだけでなく、業務を発注する側としても活用することができます。受発注の別を問わず、自社に適した方法で活用できることがジェグテックの強みといえるでしょう。
まとめ
ジェグテックは業種を問わずさまざまな企業が登録しています。登録している企業の数が多いために、自社が求める要望を満たす企業とマッチングに至りやすいことが特徴です。
また、中小企業独自で新規の取引先を開拓する場合、大企業との取引に至ることは難しいですが、ジェグテックを利用すれば、中小企業と大企業の取引も十分に可能となります。ジェグテックを活用して、今まで以上に売上の拡大を目指していきましょう。
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