アプローチ先を絞り、効果の高いマッチングを目指そう!
中小企業の強みは、専門性の高い技術を保有していることですが、企業として重要なことは、その技術を必要とする企業を探し、売上アップを目指すことです。
自社の最先端技術を必要とする企業を探すためには、ジェグテックを活用してビジネスマッチングを行うことが有効ですが、自社技術のアピールを効果的に行うためには、どのような企業にアピールすれば良いのでしょうか。
アピール先をあらかじめ絞っておき、効果の高いビジネスマッチングを目指しましょう。
中小企業の強みは、専門性の高い技術を保有していることですが、企業として重要なことは、その技術を必要とする企業を探し、売上アップを目指すことです。
自社の最先端技術を必要とする企業を探すためには、ジェグテックを活用してビジネスマッチングを行うことが有効ですが、自社技術のアピールを効果的に行うためには、どのような企業にアピールすれば良いのでしょうか。
アピール先をあらかじめ絞っておき、効果の高いビジネスマッチングを目指しましょう。
大手企業ほど専門性の高い技術を有しているようにも思えますが、専門性の高い技術はむしろ中小企業の方が強みとなります。
そもそも、日本企業の大半は中小企業であり、大手企業が製造する製品には中小企業の技術が活かされています。高品質の製品を生み出すためには、中小企業の高い技術力は必要不可欠です。
また、中小企業は柔軟性があるため、ごく小規模な市場である「ニッチ市場」だけにニーズのある製品や部品の製造に長けています。大企業が採算が合わないことを理由に開発を見送った技術であっても、中小企業ならそのような技術開発が可能です。
大企業にとっては、自社で新たに技術を開発するよりも、中小企業が有する高い技術を活用した方がより効果的といえるのです。
中小企業としては、新規取引先の開拓を自社単独で行うと、契約に至るまでの道のりは長くなります。しかしジェグテックを活用することで、大手企業に対してアプローチしやすくなり、大手企業との取引の実現が見込めます。
中小企業の中には、大手企業に求められるレベルの専門的な技術やノウハウを有している場合があります。
しかし、中小企業が持つ技術は、特定の分野の専門技術に特化していることが多く、業務の拡大等で他の分野の専門技術を必要とする場合は、他社との提携が必要となります。
自社が新技術や最先端技術に特化しており、相手先の中小企業がそれらの技術を求めているのであれば、ジェグテックを活用して相手先の中小企業に提案してみましょう。自社としては当たり前の技術であったとしても、相手先の企業からみれば価値の高い技術であることが多いためです。
新技術や最先端技術を売り込む場合、一般的には同業種の企業にアピールすることを考えますが、同業種に限らず異業種の企業にアピールすることでも新たな売上を獲得することが可能となります。
異業種との連携が成功した企業の事例を見てみましょう。同社は粘着フィルムなど機能性シートの開発・製造を強みとする企業で、主に家電分野の企業との取引がメインです。
同社は、機能性シートを家電などの分野に限らず、他の分野への拡大を目指すためにジェグテックを活用したところ、農業分野を展開する大手化学メーカーとの取引が実現しました。
もし「機能性シートは家電などの分野に使用されるもの」という先入観を持ったまま、農業分野に参入しなければ、売上の伸びは見込めなかったことでしょう。
しかし「新たな分野に参入できないか」という発想の転換を行い、ジェグテックを活用して提案を行ったことで、結果として新たな分野への参入が実現しました。
新技術や最先端技術ほど、その技術を必要とする企業があります。同業種とのマッチングだけにこだわらず、異業種とのマッチングも検討してみましょう。
最近では、AIやドローン、自動運転技術をはじめとした最先端技術は、日本企業よりも海外企業の方が先行しており、世界に遅れを取っているのが現状です。
そのような状況でありながらも、日本の技術力に対して高い関心を示している海外企業もあります。その理由としては、日本企業は製品づくりに対するこだわりが強いこと、仕事そのものが緻密なものであること、企業が求める要望に対してあらゆる手を尽くし、その要望に応えようとすることなどがあります。
日本企業としては、製品づくりに対するこだわりや相手企業の要望に応えることはごく当たり前かもしれません。しかし、そのような実直な姿勢や仕事に対するひたむきさがあるからこそ、日本企業は質の高い製品づくりができるといえるでしょう。
日本は少子高齢化が進んでおり、今後国内の需要は縮小するとみられますが、海外の需要に応えることができれば、さらなる売上の上昇が期待されます。
マッチングするにあたってもっとも効果が期待できるのは「自社の技術に興味・関心を示している企業」です。
新技術や最先端技術を有している中小企業は、ジェグテックを通じて他社に対して提案することになります。ジェグテックでは数多くの企業が登録しているため、提案した技術の内容に対して興味や関心を示す企業は少なからず存在しています。
相手先の企業が自社の技術について興味・関心を示したのであれば、商談を通じて契約の締結を目指しましょう。
商談において自社の強みを説明することも大切ですが、最も大切なことは、相手先企業の要望を聞き取り、その要望に応じていく姿勢を示すことです。
技術に対して興味や関心を示している企業ほど、その技術がどのようなものであるかを詳しく質問してくるでしょう。相手先企業の質問に対して分かりやすく答える能力が求められます。
自社の技術に対して興味・関心の高い企業ほど、その技術を採用したいと考えています。技術をアピールするチャンスを逃すことのないよう、相手企業に対して分かりやすく、納得度の高いプレゼンを行いましょう。
より一層の売上のアップを図りたいのであれば「商社」へのアプローチも検討してみましょう。
通常の営業方法であれば、1社に対するアピールで1社の契約しか成立しません。そのため、売上を上げるためには営業に多くの労力を割かなくてはなりません。
しかし、自社が開発した新技術を商社に扱ってもらうことができれば、その商社が持つ販売ルートを使って別の企業へコンタクトを取るきっかけになり得ます。商社へのアピールが成功すれば、大幅な売上アップが見込めます。
自社の最先端技術を商社が求めていると判断できた場合は、商社に提案を持ちかけることも一つの方法です。
「相手先の企業の要望に応えること」で自社の強みを活かした効果的なマッチングが期待できます。
自社が生み出した新しい技術を相手先企業が活用すれば、それは、相手先企業から信頼を得ているといえます。日頃から自社の技術力を高め、相手先企業の要望に応えていくことで、自社の売上アップを目指しましょう。