法人情報

アピールポイント

化学、エレクトロニクス、医療/医薬、食品等に応用可能なSPGマイクロ技術

SPG乳化(単分散エマルション調製)

「SPG乳化」とは、均一な大きさのマイクロ(1/1000㎜)オーダーのSPG細孔を利用し、液体を分散または剪断することにより、単分散(大きさの揃った)且つ狙った粒子径を調製できます。また、他の高速攪拌式や高圧式等の乳化原理と比べ非常にスタティック(静的)な乳化方法で、高分子等の乳化材料も傷めずに乳化できるオリジナルな乳化方法です。
　応用分野で特に多いのがミクロンオーダーの単分散微粒子を作製する際、懸濁重合や乳化重合への応用です。SPG乳化は狙ったサイズで単分散エマルションを調製できるので、より収率の高い微粒子製造に使用されており、化学、エレクトロニクス、医療分野でマイクロスフェアやマイクロカプセルの調製に応用されております。
　弊社ではSPG乳化専用デバイスも販売しており、医療現場等で数mlの薬剤の乳化可能なディスポーザブルデバイスから、10mlから2L程度の乳化が可能なラボスケールデバイス、また、数十リットルから数百リットルまで乳化可能なベンチ/パイロットスケール/実製造機まで対応できます。

SPGバブリング(気液分散)

　「SPGバブリング」とは、ミクロンオーダー(1/1000㎜)のSPG細孔より、加圧した気体を液中に分散させる気液分散方法です。SPG細孔を変えることにより気泡径を変えれるのが特徴で、マイクロからミリサイズのバブルを調製するのに適しています。
　また、SPGバブリングは非常にスタティック(静的)で、他の旋回流式やエジェクター式、スタティックミキサー式の発生方法と比較し、溶媒に過度な流動や加圧が必要ないことから、微生物培養等にも応用できます。
　弊社では、ビーカースケールから、数リットルや数十リットルに対応できる専用の装置やSPG膜モジュールの販売を行っております。
　

SPGろ過(精密ろ過)

　「SPGろ過」とは、分布の狭いSPG細孔と、ターゲット(阻止物or透過物)に合わせて細かく任意に選択できる細孔径を利用し、除去やふるい分け(分級)を行う方法です。
　「クロスフローろ過」と「デッドエンドろ過」に対応しており、圧力による細孔の変形が無いことから、逆洗浄がききやすいのが特徴です。
　弊社では、ラボ用のデバイスからお客様の仕様に合わせて特注品まで対応可能です。

カタログ・パンフレット・提案資料

その他のアピール

　当社は、1981年に宮崎県工業技術センターが開発したSPG素材とSPG応用機器の製造販売を目的に1997年に設立されました。設立当初は、SPG技術の医療分野での応用を中心に研究・開発を行っておりましたが、SPGを使用する大学や公設研究所、また企業の研究者の方より様々な研究成果が発表され、現在では、医療、医薬、化学、エレクトロニクス、化粧品、食品等様々な分野で応用されています。我々は、これら多くの分野で日々サポートできるよう情報収集とSPG技術の提供に努めております。

SPGの利用法で代表される「膜乳化法」は、分散膜として使用することで目標とするエマルションの大きさを自在にコントロールでき、且つ大きさの揃った単分散エマルションを調製することができる唯一無二の乳化手段です。

現在SPG応用技術は、十数mlの医薬品を医療現場で用時調製するディスポーザブルデバイスから、工場規模で数十リットルから数百リットルの単分散エマルションの化成品プロセス、半導体プロセスにも使用されるなど様々な新たな商品価値の創造に貢献しております。

当社は、「地域経済の発展に寄与するとともに、医療と健康、快適な 生活の創造に貢献する」を理念とし、これからもSPG技術が多くの人々のお役に立てるよう、SPG製品の安定供給と、更なるSPG技術の研鑽に努めて参ります。