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最終更新日時: 2023/11/22 11:06:13
法人番号:7180002053699

有限会社アートスクリュー

ボルト単体で緩みを抑える緩み止めボルトを開発

緩み止めボルトの開発・製造・販売を手がけており、開発した高性能緩み防止ボルト「モーションタイト」は、標準のボルトと同様に普通に締め付けるだけでボルト自体が緩みを抑える機能を備えている。国内では既に、人工衛星・自動車・オートバイ・風力発電・半導体製造装置・マテハン関連などで採用実績がある。海外ではベトナムやトルコに提携先の工場があり、今後は欧米の生産にも対応していく予定。名古屋市工業研究所との共同研究・開発実績あり。

お問い合わせ
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アピールポイント

事業内容
緩み止めボルトの開発、製造、販売
【開発製品】
緩み止めボルトの開発及び製造販売を行っています。取扱い品は「モーションタイト」のみです。平成25年9月より販売をスタートしました。現在は受注生産が主体ですが、在庫品の取り扱いも行っており、六角穴付きボルトはWEBにて購入が可能です。

【販路開拓・海外展開】
国内では自社生産の他、他のねじメーカー様とも委託契約を結び、生産体制を整えています。海外においては、今後提携先企業を増やし、欧・米・東南アジアなどで生産ができるように対応してまいります。

【試作品対応】
現在、さまざまな業種から試作品の依頼が入っており、順次対応させていただいています。
試作可能なサイズはM2.5~M16です。お気軽にご連絡ください。

【案件・提携対応】
緩みに関しての相談はどんな案件でも承ります。既存製品の使用も含めベストの解決策を提案いたします。また提携希望の会社があれば、国内外を問わず検討させていただきます。提携先工場には、「専用ダイス」や「専用ゲージ」なども供給いたします。
製品紹介
モーションタイト(MOTIONTITE)
ねじ山の形状を新開発することで、「緩み・折損・焼き付き」というねじの3大クレームを解決した全く新しい構造のねじ(ボルト)です。通常のねじと同じように、普通に締め付けるだけで作業が完了します。軽量化とコストダウンをもたらす革新的技術を提供いたします。
モーションタイトの構造
・モーションタイトは、ねじ山の形状を変化させることにより、ねじ山のたわみ量を大きくし、本来ボルトが持っている弾性力をさらに大きくしたボルトです。

・ねじ山は左右非対称形で、圧力側フランク面の延長線上に大きなR部を設けることにより、雌ねじフランク面と接触したときにわずかにねじ山が弾性変形する構造としました。

・さらに、ねじ山がたわむことにより、はめ合い第一ねじ山にかかる最大荷重が他のねじ山にも分散され、荷重や切欠きによって生じる第一ねじ谷底の応力集中を緩和させる構造としました。
モーションタイトの特長
1:ボルト単体で高い緩み防止力
 普通に締め付けるだけで緩みを防ぎます。ねじ山が基準山形よりも座面側にわずかに傾斜しているため、締め付けの際、雄ねじフランク山頂部から雌ねじフランク部へ徐々に接触していきます。荷重が加わると、雄ねじのねじ山が弾性変形し、座面側に戻ろうとする力が働くため、接触面に強い反発力が発生し緩みを防止します。(ねじ山全体が強力なバネの働きをします。)推奨締め付けトルクは標準ボルトと同等(1.0~1.2倍)です。

2:疲労強度1.2倍
 雄ねじの構造上、最も大きなデメリットは、はめ合い第一ねじ山に全荷重の1/3程度がかかり、その谷底には最大応力が発生するという、極端に不均衡な構造です。そのため、一定以上の外力が加わると第一ねじ谷底から疲労破壊を起こす原因になります。モーションタイトは、螺合するねじ山をわずかにたわませることにより、はめ合い第一ねじ山の荷重負担を減少させ、疲労強度の向上を実現させました。考えられる効果としては、以下の通りです。
・ボルトの本数を減らす
・ボルトのねじ長さを短くする
・ボルトをダウンサイジングする
 条件1:ダウンサイジングしても緩まないこと
 条件2:高めの軸力設定が可能なこと

3:焼き付き防止
 摩擦係数の大きいステンレスのねじでも焼き付きを起こしません。締結の際、おねじ山頂部から徐々に接触していくモーションタイトは摩擦熱の集中を防ぐため、熱膨張係数が大きいステンレスのねじを締め付けても凝着することがありません。摩擦係数を下げるために、潤滑剤の塗布や表面処理などを行うことが一般的ですが、作業効率やコスト面においてもモーションタイトは優れた性能を発揮します。

4:潤滑油がなくても安定した軸力
 標準のねじで軸力テストを行うと、軸力のバラツキがみられます。10本程度のテストで、最大軸力と最少軸力の差が2倍程度離れることも珍しくありません。ねじ部品の摩擦係数のバラツキなど考慮すべき点も多くありますが、設計者の大きな負担となります。
 また、表面処理を行っていない熱処理後の生地の状態(潤滑油なし)で、軸力試験を行うとバラツキの差が明確に表れます。連続10回の繰り返しテストで、標準品は数回のうちに破断に至るものもあります。
 モーションタイトはバラツキの幅がわずかな範囲に収まっています。表面処理の有無や種類にもよりますが、±30%といわれる軸力のバラツキを1/2程度に抑え、過剰品質という設計のムダを省きます。

5:低コスト・高品質・再使用可
 転造加工で生産するため、低コストを実現しました。接着剤や他の緩み止め製品を使用されている場合は、代替品として大幅なコストダウンを図ることが可能です。JIS規格及びISO規格の公差範囲に準拠しているため高品質で、既存のねじとの交換も可能です。モーションタイト専用のリングゲージによる通止め管理(ピッチ・ねじ山角度・有効径管理)を行っています。
 熱処理ボルト(強度区分8.8、10.9、12.9)の場合、ねじ山の弾性力が維持されている間は再使用が可能です。モーションタイトは、小径ねじから大径ねじまで強力な緩み防止力を発揮します。

カタログ・パンフレット・提案資料

モーションタイト_リーフ_校正用_20230607.pdf

動画

MOTIONTITE【モーションタイト】紹介ムービー
更新日:2023/10/17
「緩みにくい、折れにくい」新しい構造をもつねじ。
(1)ボルト単体で高い緩み防止力
(2)疲労強度1.2倍
(3)潤滑油がなくても安定した軸力
(4)低コスト・高品質・再使用可
MOTIONTITE 緩み止めの仕組み【モーションタイト】
更新日:2023/10/17
◆モーションタイトの構造
三角ねじと互換性をもたせた全く新しいねじ山形状

◆モーションタイトの特長
左右非対称ねじ山形状が生み出す性能

その他のアピール

【代表者メッセージ】
7年の開発期間を要した「モーションタイト」は2013年より販売をスタートしました。標準のボルトと同じように普通に締め付けるだけで、緩み・折損・焼き付きを抑える「モーションタイト」は、今後世界中で注目を集める製品になると思います。

【表彰・メディア掲載】
【表彰実績】
・2020年4月 公益財団法人りそな中小企業振興財団主催 第32回中小企業優秀新技術・新製品賞「優良賞」受賞
・2011年7月 経済産業省「民間企業の研究開発力強化及び実用化支援事業」採択
・2011年3月 公益財団法人名古屋産業振興公社主催 名古屋市工業技術グランプリ 最高賞「名古屋市長賞」受賞

【メディア掲載】
・2022年11月7日 金属産業新聞
・2022年10月1日 ファスナーワールド
・2021年11月1日 ファスナー・テクノロジー・インターナショナル
・2014年3月10日 中部経済新聞
・2013年2月18日 金属産業新聞

【知財登録】
・特許登録5711408「締結部材および締結構造 」
・意匠登録1406482号「ねじ山部分断面形状」
・商標登録5120985「モーションタイト/MOTIONTITE」 

【共同研究・開発実績】
・2009~2010年:名古屋市工業研究所(高信頼性と緩み防止機能を併せ持つ新形状ボルトの開発)

【展示会出展情報】
・新価値創造展in機械要素技術展2023
・次世代ものづくり基盤技術産業展「TECH BIZ EXPO2023」
・計測展2020 OSAKA
・関西機械要素技術展2020
・中部ものづくり基盤技術展2014
・機械要素技術展2013
・中小企業総合展2011

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